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 今度は、西洋風から、東洋です。このシャフルは、一番我々には相性の良いシャフルで、日本語で、キルといいます。地方によっては、テンをキルともいいます。
 日本の歌留多(ポルトガル語のcarta)、花札の切り方は全てこのやり方です。ただし、持ち方は上の写真のように、右手に持ち、持っている右手のほうを動かし、何枚かづつ左手へとカードを置いていきます。(このことを、英語ではランニングといいます。)
 鉄火場で、洗い髪のお姉さんが、珊瑚の笄で髷を結い、立膝で、チャチャチャと猛然とキル勢いが、なんとも艶かしいのです。深紅のけだしがちらちらし、そしてもしも一瞬でも拝めた日には、男達は、それだけで沈没、見料だと思えば、まぁいっかてなもんです。
 泥臭くても、我々日本人は、このきりかたから、トランプ遊びを教えてもらってきたのです。
 そして、不思議と小さな子供の手には、この持ち方が持ちやすいのです。幼児体験がずっと尾を引くのもおかしいかもしれないのですが、意外とこんなところが、このきり方のよいところなのかもしれません。
 さて、こんどは、いくらか洗練されたやり方になります。西洋人がこの切り方を見て、今度は、彼等なりに驚いたのでしょう。
 そして、彼等なりにやり始めたのが、いち名ヒンヅーシャフルと呼ばれる、彼等なりに理解した彼等なりの感性のシャフルです。
 これは、これで彼等独特の合理主義に裏打ちされた、大変便利なシャフルへと変化しています。
 さて、この場合気をつけることは、右手の位置は、下の写真の位置がベストです。なぜ??
実は、この右手、カードをパームしているかもしれません。またそうでなくとも、そのつもりのポジションで右手をセットしてください。
 そして、日本のきるとは逆に、右手は動かさないで、左手で、ランニングするのです。つまりパームしてる右手は危険ですので動かさずに左手のほうを動かし、取る作業をするようにするのです。
 動画では、下手糞にも少々右手が動いていますが、右手は静止していればいるほど、動作の流れが美しく見えてきます。