
リフル系 ギャンブラーズ シャフル
リフル系 ウォーターホール シャフル
ランニング系 ヒンヅー シャフル
ランニング系 オーバーハンド シャフル
正直言いまして、一般書で今まで自意識過剰の私を振り向かせた、唯一の書ではないかと思っています。
シャフルの分析に関して、標本数は少ないのですが、統計学を軽く、持ち出して説明しています。
遊びに対して本気なのがいい。日本人は、それを思い出すべきだと日ごろ思っていたのです。

知られていないシャフルから、いきなりはじめます。ただしこのシャフルは、朝日選書416 野崎昭弘著 トランプ一人遊び88選で紹介されている方法なのですが、私自身初見参です。
どうもあまりにも普通のシャフルからは、やり方その他が変てこなので、ぜひ皆さんの見識がありましたら、意見を添えてください。
ただし、恐るべきは、相当強力な破壊力のあるシャフルであることには間違いありません。著者は東大理学部数学科修士で国際基督教大学教授です。
インテリがなんぼのもんじゃなどと、あなどってはいけません。ひょっとすると数学と言う抽象世界から現れた本物のモンスターかもしれないのです。
おそらく考案と命名は、野崎教授ご自身ではないかと思います。名前はワルツシャフルと言います。
デックを左手にグリップして、トップよりテーブルへと一枚づつ、左から1.2.3.とカードを置いて行きます。そうワン、ツー、スリー、調子よく、ウインナーワルツのように。
そして、3番目は、ターンオーバーしてフェイスを表向きに起きます。それを、デックがなくなるまで続けます。最後の52番目のカードは、1の場所に置かれて終わりになります。
さて次に、テーブル上に3分割されたパケットを、まづ2のパケットのうえに、表向き3のパケットをひっくり返して裏向きに戻して乗せ、その上に1のパケットを乗せ終了します。
さて、どのみちカードを混ぜるのですから、どのような方法を使っても良いのですが、このシャフルの欠点は、シャフルらしく見えない点です。それと、手間もかかります。
さぁてどうでしょうか、どのような地位を占めることのできるシャフルなのでしょうか?
さて次には、一般的なシャフルのお話をします。通常のシャフルは二種類に分けることができます。一つはランニング系(チャっチャっと繰る方法、日本語で、きるという方法です。)。他方がリフル系(パラパラとデックを二つに分け互いをかみ合わせる方法。)です。
それではそれぞれについての特徴を解説します。
まずは、ランニング系のシャフルについてのお話です。西洋で行われている、オーバーハンド シャフルと、東洋で行われている一名、ヒンヅー シャフルと呼ばれているシャフルたちのことです。
この二つのランニング系シャフルの特徴は、デックのシーケンシャル(機序)を破壊するのは、簡単なのですが、グループ(群)の分断が弱いと言う点にあります。
次に、最も有名かつ華麗なリフル系のシャフルは、ギャンブラーズ シャフル、ウォーターホール シャフル等々ありますが、逆にグループの分断は簡単なのですが、シーケンシャルを、破壊するのが難しいのです。
このことについて、もう少し詳しく述べます。
ランニング系のシャフルは、右手から左手へとトップから何枚かずつ上下を入れ替えて進んでいきますから、その何枚かずつでデックのシーケンシャルは、前後逆になり、乱すことができます。しかし、デック全体を、おおむねその何枚ずつかで、グループ分けしたときに、その小さいグループに所属する、カードの顔ぶれは多少の前後の入れ替えがあったとしても、さして換わっていません。これが、ランニング系の問題点なのです。
次にリフル系のシャフルは、デックを二つに割り、この二つのパケットを、互いにかみ合うように上から、パラパラと落とし込み重ね合わせますので、元のデックのグループは、簡単にばらばらにされてしまいます。極端なことをいいますと、一枚ではグループを構成できませんから、パーフェクトシャフルという、完全に一枚ずつかみ合わせて、シャフルすれば、ほぼ壊滅的なグループ破壊が起こるのです。
しかし、それでもよく考えていただくと解るのですが、元のデックのシーケンシャルは残るのです。つまりその中に何枚かの別のカードが入り込んではきますが、元の順序そのものは、変わらないと言うことなのです。
これでは、まるで不可知論です、一体全体どうすればよいのでしょうか、永年にわたりこの問題は、シャフルの大問題だったのです。もうこうなったなら、マアジャンのシーパイ(洗牌)のようにハンドミキシングすればよいと言う考え方にもなっていってしまうのです。
そこで、最初に戻ります。私は、一介のカーディシャンで数学の専門家ではありません。ですが、ひょっとして、このワルツシャフルは、この大問題を解消してくれるような予感がするのです。
いかがなのでしょうか。 ご意見ありませんか??