
確率の女神が、彼らを必要とするケースはそうは無いはずだからです。しかし、備えておくのは、プロとしてむしろ当然のことなのでしょう。
カジノは、チーティングをやらないと、いいました。それほど、マネーには困っていません。だってバックには連邦銀行までが、この世界最大の純金の塊を抱き、そして見下ろしてゆったりと笑っているのです。
そこでの損失などは、びびたるものなのです。ですが、地球上に我々生物が出現する確率はどのくらいだったのでしょう。ほんの些細な確率でなかったのではないかと思うのです。
なのに、我々はこうして存在し、そして天空を見上げ、思いっきり深呼吸をし、宇宙の芯奥までを語ろうとしているのです。
このこと自体がはたして、たとえ神と言えども予測できたのでしょうか。ですから、我々は、備えるのです。これはチーティングなどという、矮小で姑息なことを言っているのではないのです。
そのテーブルの、確率のコントロールそのもののことを言っているのです。
(確率の女神を犯そうとしているのではありません。ちょっとだけ目をつぶっていてと言っているだけなのです。キスぐらいは許してくれるだろう?)
G 右手の指だけでトップよりカードを取り、ディールします。
H 投げる瞬間です。右手は、デックの右サイドから、離れないようにして、デックのギャンブラーズ パームを隠すようにします。
I カードをリリースした瞬間です。
J 目標の人の順番が来ましたので、右食指を、上パケットのボトムへ右食指を滑り込ませます。
K 解るように親指を離して撮影しました。
L サイドへ取ると言うよりも、右手は前方へ引き出すようにします。
M デックの前方のほうから、抜き、そして配ります。
@ カットの準備です。
A 上半分を適当にカットします。
実際は、他の人に取ってもらいます。
B 残りを乗せ、自分の方に引き寄せる時、ブレイクをします。
C 左手にグリップします。ブレイクより下のパケットは、ちょうどギャンブラーズ パームのようにして、保持します。
D 横から見た状態です。
E 右手を取り除いた状態です。
F それの、横から見た状態です。
上パケットの前エッジですが、なるべく前からは見えないように、左食指で、隠すようにします。
さて、センターディールがこれで、何とか、かんとか、全くの不可能ではない、と言うことが解りました。しかし、これではまだ、不満は残ると思います。特に一枚だけと言うのは、限られた目的にしか使えません。ただ、それでもこの一枚と言うのは、物凄く大きいことも確かなのです。
ギャンブルで、自由になる一枚が自由に選択できるとなると、そのハンデは、想像もつかないほど高いのです。でも、ストレート フラッシュを差し上げるには、まだまだこれでは力不足です。そうどこかで書いた、私の夢なのです。そのハイソなお婆ちゃん、どう考えても、場違いなのに、カードが好きで、意を決してやってきた、その彼女の勇気をたたえたい。
その思いがつのって、10年ほどたった時です。その頃、私は、別項で解説している、ギャンブラーズ パームの研究にいそしんでいました。その項でもお話しましたが、これだけが、ギャンブル場の自然淘汰に勝ち残った唯一のパームだと説明しました。そのユニークさに長期に渡りそのバリエーションなどを探っていたのです。デックのトップを左手にパームする場合も、私はヒューガードの方法は、無理で、この方法を使うことによって、可能になるように工夫もしました。
ですから、このパームの未知の可能性に深い関心を抱いていたのです。それに、自分で言うのも変なのですが、不思議なことに関心があるからか結構上手くもなっていったのです。
そのような経緯のなか、センター ディールの問題点、見えるブレイクをどうするかということに少しづつ、考えが収斂して言ったのです。
それで、ふと思ったのです。右手を動かさないで、ディールできないかと、ニヤっと自分で笑ってから、まてよと思い始めたのです。思った手前、本当に不可能かと再度問い直したのです。
やるしかないです。このように、曖昧なままでは、解りません。その時の、私の狼狽振りは、おかしかった、カード!!。カード!!。カード!!。と机の引き出しをほじくりだし、もう随分古くなった、かなり以前のカードを取り出し、そして、やってみたのです。
私が、既に一定のレベルを保持していたことも手伝って、その場で難なくできました。難しくもなんともないのです。手首と指のスナップだけでカードは配ることができるのです。
そうなると、右手は、左手デックの右サイドにくっつけたままディールできると言うことです。これなら、デックのブレイクは隠すことはできそうです。
さて、そうならばブレイクの開閉動作と言うのは、元々インチキくさい発想なので、これを放棄しようと思い始めたのです。ですが、ブレイクをどのようにやり、どのように保持すればよいのでしょうか。
この先は全く未知の領域です。またまた、解らなくなり、考えるのを止めました。そしてしばらく沈み込んだのです。薄く薄く考えを延ばし延ばしにして、しばらくたったです。
これも不思議ですが、ある日です。ブレイクより下のパケットは、概念上パームしてしまえばよいのではないかと思いついたのです。ブレイクより下のパケットは客には見える必要は何も無いからです。
そうすれば、ブレイクより上を、ボトム ディールのやりかたでカードを抜けばよいはずだと思ったのです。そして、それにふさわしいパーム、そう、ブレイクより下をギャンブラースパームすれば良いと考え付いたのです。
これなら、話が早いです。ギャンブラーズ パームは誰もが知っています。そして、上級者なら、その変化対応にも慣れているはずです。
そして、ディーラーから右手の客の視線は、配っている右手で隠せばよいと、こう結論したのです。
それが、表の動画です。センター ディールでエース4枚を配っています。
それで、上手いことには、両手をたとえ押さえられたとしても、露見しません。この極端に大きなブレイクは、どのみちつぶれて無くなるものだからです。用が済めばつぶしてしまえばよいのです。ですから、たとえ見られても、同等のカード テクニック上のスキルノウハウを持っていない限りは、実証のしようが無いのです。
私がもう一人いない限りは、事実上その場で証明できないのです。
グリップです。回りまわって、またここに戻ってきました。私は、この左の写真について、かなりのスペースをさいて、小言を言いました。
そこでですが、表の動画を見ていただき、そして説明も見ていただいたと思うのですが、どうでしたでしょうか??
グリップが一緒だとは思われませんか。それで、あれほど執拗に、延々と抗議するが如くクレームを述べたのです。
そこでも、ほのめかしました。「中にはこれが本当の理由ではないか。と推測していることもあります。」とまで言いました。
まさにこれがそうだとしか、私には思えないのです。センターディールに対する、私の30数年に渡る、カード テクニックじょうの結論が、まさしく、このカジノで実践されているこの方法と同じであるということではないのでしょうか。
似たようなことをどこかでも言いましたが、人間の考えとは、突き詰めてしまうと、同じになる。ですから、この写真を一目見た瞬間、即座に変だと反応したのです。
そして、その場でやって見せましょうか、とまで言ったのはどう考えても同じとしか思えなかったからです。
ただ、この写真のディーラーがそれをやるとは、限りません。おそらく、このカジノがある地区、もしベガスだとするならば、3人か、4人が、できれば事足りるはずです。
後の、ディーラー達は、なにもできなくとも、ダミーのようにこのグリップを強制され、そして、いざと言う時に、そのエキスパートとチェンジすれば良いのです。