[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」




































































































    

 弟子を自認する私としては、何とかするしかないのです。師匠の知らないテクを何とか自分のものしたい、そう長年思い続けていたのです。
 さて、どうすればよいか、解りませんでした。参考になるものが何もないのです。肝心なことが、どれにも書いてないのです。
 有名な話があります。またもやヴァーノンです。アメリカでは、ブラック ゾーンのカーディシャンは、このセンターディールだけで、飯が食えるそうです。
 そこでですが、ヴァーノンが、あるうわさを聞きつけ、大金をはたいて、マンツーマンで、見に行ったそうなのです。つまり、かのダイ・ヴァーノンからして、確実な方法を模索していたと言うことに他なりません。
 そこで、彼が取ったとする策があるのです。それは、子供を同行させたのです。そして、その子にも同席させ一緒に見たのです。
 なぜそうしたかと言いますと、彼自身もまるで自信がなかったのです。
 つまり、判断の基準もなければ、安心して納得する範囲がまるでわからなかったからなのです。この天才にして、自分の目が信じられなくて、迷うことがあるのです。
 で、その結果がどうなったかは、ご存知のとうり、どうもならなかったのです。彼が、間違いのない線を捕まえれば、必ず発表しています。ことほどさように、これは、困難きわまるテクなのです。
 さて、我々は一体何を悩んでいるのでしょうか、そこから、話を起こします。まず、このテクに関しては、マジックはもう関係ないのです。そこをはっきりしておきましょう。ですから、マジシャンであるのならば、別にやる必要のないテクなのです。ボトムディールまでは、知識として持つのも良いでしょう。
 ですが、センター ディールは、マジックに使いようもないし、マジックならもっとはるかに優秀なトリックがあるからです。ですから、マジシャンは、好奇心で話を聞いていただくだけで良いと思うのです。
 ところが、ギャンブラーは、切実な逼迫感がこれに対してあるのです。確率の女神は、気ままで時に極端な偏りを生み出すのです。自分が勝ちたいなどとプロのギャンブラー達はそのようなことを思っていません。そこそこを長期的に安定して、小さく勝っていければベストなのです。なのに、女神は、偏りをつくり場を荒らし混乱させ、素人の客達を熱くさせて、収拾のつかないようなことをよくするのです。
 そこで、沈静させるための手段が欲しいのです。ギャンブラーにとって何が困難なハードルなのでしょうか、それは、カットにほかありません。その場をコントロールするためには、このカットのハードルが高いのです。
 過去、多くのテクが、このハードルを突破するために考えられてきました。シフトしかり、パームしかり、ヌルファイング ザ カットとはまさにこのハードルを越えるためのテク群全てがそうなのです。
 ですから、そのテク群を総動員して強行突破するしかないのです。いやなかったのです。それは、長い長い、苦渋に満ちた、ドク・ホリディー以来のギャンブラーたちの宿命でもあったのです。
 しかし、20世紀に入ってから、ここに不思議な、テクが現れ始めたのです。それは、強行突破を放棄した考え方なのです。勇みたち、何かの技法を屈指して突破するのとはまるで違う考え方なのです。
 どうするかいいますと、それは全てを受け入れて、全ての気を消し去り、そしてカットそのものも無視しようと言う考え方なのです。別の言い方をしますと、癌の病巣をそのままもち続けながら、絶命する前に勝負を終えてしまおうという、考え方なのです。凄いでしょ。若い人できるか、爺さんの私には、良く解る考え方で、全てを飲み込んでしまった後に、ちょっとだけ、サービス!サービス?という考え方なのです。
 かなり、抽象的なことを言っています、でも解ってください。この気の持ち方がわからないことには、このテクをいくら練習してもその真髄がぼけてしまうのです。
さて、前置き長いです。ここで全てをお話できません。次項から一つ一つ、といっても二つしかありませんが、私が、到達した道筋を述べていきたいと思っています。
 そこには、意外な結論が待っているのです。
 
 このテクも、長い間、やり方も、どういうものかも、この世界の人間ならば、誰もが知っていたのですが、しかし、具体的なモーションを誰一人、知るものが無かったと言うテクです。
 ギャンブラーズ テクニックの中では、パーフェクト リフル シャフルと並んで、究極なのですが、誰も知らなかったのです。
 そういう意味では、シフトの項でも説明しました、スキャーニーのハップスと同じです。
 実にこれは、本人が出来もしないのに、いかに多くの解説書なるもの、似非コーチ、半端知識が、どれほど多かったかというあまりにも良い例なのです。(ちょい非難めいて書いてます。なぜならば一番肝心なことを、誰も書かないし、言わないし、そして見せることができなかったからです。御免。)
 ですから、誰もが何処まで本当なのだろうかと、半信半疑だったのです。
 フォールス ディールそのものが、マジシャンにはあまり必要も無いということも手伝って、なんとなく誰もやろうとはしなかったということも一因だったのです。
 それはある意味正解で、ギャンブルの世界で、究極研ぎ澄まされたテクと言うのは、外科医のオペ用のメスと同じで、心臓外科にはいいかもしれないが、それでは鉛筆は削れないのです。
 さて、そういうことなのですが、このテクは出てきたのが、最近のことなのです。わが師アードナスはこれについては、何も触れていません。ですから、100年前には存在しなかったのです。